積立タイミング・支払方法をまとめておく
インデックス投資をしている場合、基本的に積立設定をしたらあとは放置でOKです。
そのため、設定がどうなっていたか忘れがちです。
- 新NISA口座の証券会社
- 積立設定対象
- 積立設定金額
- 投資額の支払方法
- 投資タイミング
これらのことをまとめておくことで、定期的に確認する際に便利です。
ちなみに、私の場合は、
- 新NISA口座の証券会社:楽天証券
- 積立設定対象:楽天オルカン
- 積立設定金額:15万円/月
- 投資額の支払方法:楽天カード10万円、楽天キャッシュ:5万円
- 投資タイミング:毎月1日に積立
という感じです。
Googleのスプレッドシートであれば、googleアカウントがあれば無料で使えて、オンラインでどこからでも確認できます。
何らかの管理をするのであれば、このように端末に依存しないもので管理しておくとあとから確認する際に便利です。

以前、PCのエクセルで管理していましたが、PCが壊れて復元できなかたためそれ以降はGoogleスプレッドシートで全て管理しています。
毎日証券会社にログインするのはやらないほうがいい
投資初心者がついついやってしまいなこと1位が「毎日資産推移を確認してしまう」です。※筆者の感想。
インデックス投資は未来への投資です。
最低15年の投資期間をとることで、統計的にはプラスになっています。
また、広く分散した投資信託を購入することで、リスクも抑えることができます。
インデックス投資はほぼ老後資金のためという側面が強いため、今お金が増えるかどうかはどうでもいいことです。
むしろ、積立初期は株価が下がって(投資信託の場合は基準価格が下がって)購入数量が多くなったほうがトータルでお得です。
ですが、毎日証券口座にログインしてしまうのは、自分が投資した結果お金が増えていることを期待してしまっているからに他なりません。
それは本質的には、何のために投資をしているかと言うことを理解できていないと言うことと同じです。
新NISA損切り民というパワーワードが2024年7月の暴落時に流行っていました。
これはインデックス投資の目的を理解していないことに加え、定期的に証券会社にログインして評価額を気にしているからでしょう。
毎日ログインしたとして、それで資産が増えるわけではないですし、インデックス投資のメリットである「投資に時間をかけなくていい」というメリットを潰してしまうことになります。
多くとも毎月1回程度にとどめておいたほうが精神的にもいいと思います。

私は毎月給料日に資産の推移をGoogleスプレッドシートで記録しているので、月1回は証券会社HPにログインしています。
積立額を年1回程度定期的に見直す|積立額を決めた根拠を明確にしておく
新NISAの積立額ってどうやって決めましたか?

毎月1万円は絶対に投資できるから

今年は10万円/月は行けるから10万円!
などいろいろ人によって積立額の決め方はあるかと思います。

私は預金のバランスが多いため、預金から投資に振り替えるイメージで毎月15万円オルカンを購入しています。
投資の積立額は状況に応じて見直す必要があります。
例えば、とりあえず投資を始めることが大事だから、生活に負担がない毎月1万円から投資を始めるという場合。
家計の見直しによって毎月余剰資金が出るようになることは全然あり得ます。
また、ライフプランを見直すことによって、将来的にいくら必要で、何年間投資をすることができるから、毎月いくら投資する必要があると逆算することもできるでしょう。
また、転職によって収入が変わったり、子供が生まれることで収入が一時的に減ることもあります。
そういった時に、一度決定した積立額をそのままにしておくことは得策ではありません。
基本的に、市場に晒すお金が多いほど(投資するお金が多ければ多いほど)リターンは大きくなります。
そのため、今の生活を犠牲にしない範囲で、投資できるお金は投資してしまったほうがいいです。
最低でも年に1回は投資戦略の見直しも兼ねて、積立額をどうするか検討する必要があります。

私の場合、毎月資産の推移をGoogleスプレッドシートに記録しています。また、毎年年末に来年の投資戦略を決めつつ、投資額を決めています。

こんな感じで来年何にいくら投資したか決めているのでよかったらこの記事も見てみてください。
何のために投資をしているかを再確認
あなたの投資はなんのため?
これを定期的に確認したほうがいいです。
インデックス投資を行うのであれば、必要なことは淡々と積み立てるのみです。
なので、理論上は積立設定をしてあとは放置で問題ないということになります。
ですが、定期的にどういった目的で投資をしているかを考えたほうがいいケースもあります。
老後資金一択として積み立てる場合は、基本的には退職後に取り崩すことになるので、それまでは脳死積立でいいという結論になります。
しかし、こどもが生まれたばかりで、大学進学資金として一部貯めておくとか、15年以上先の用途を目的としていつつ、老後資金ではないというケースもあるでしょう。
そういった時に、いくら大学資金として必要だから、毎月積み立てているかということも何かしらで記録しておかないと忘れます。
これは間違いないですね。
よっぽど記憶力が良かったとしても忘れると思います。
それこそ、用途別で銘柄を分けるとかしていればいいかもしれませんが、ただ、必要な額は適宜変わります。
今は子供ひとり2,000万円かかるとか言われていますが、今後インフレが進んだら必要な額も変わるはずです。
その時々で、将来必要な額を見直し、現状の積立額で大丈夫かどうかを最低年1回程度は検討する機会を持ったほうがいいと思います。

偉そうなことを言っていますが、私は積立額に色をつけてません。投資できるだけ投資して、教育資金が必要ならその時取り崩したらええやんのスタイルです。
インデックス投資よりも利益を出そうとすることはやらないほうがいい
投資初心者が陥りがちなのですが、インデックス投資よりももっと利益がでそうな投資に手を出したくなります。

NISAなにそれおいしいの?
というところからみんな始まります。
わからないけれどわからないなりに投資が必要だと思って、NISA口座を開設して、積立設定する。
その後、投資について勉強を進めていくと、いろいろな投資手法があることに気づくんですよね。
- 個別株投資(高配当株)
- デイトレード
- 信用取引
- レバレッジETF
- FX
- 仮想通貨(Bitcoin)
- REIT
- 債券
投資と一口に言っても選択肢はたくさん。
調べれば調べるほど、もっと儲かる方法があると思えてきます。
インデックス投資は時間を味方にして淡々とお金を効率よく増やす方法です。
誰にでもできて再現性があり、高い期待値で資産を増やすことができます。
しかし、爆発的な資産増加は見込めません。
それこそ、仮想通貨であれば数日で10倍や100倍になるものもありますし、夢がありますよね。
もちろん、それで成功している人もいるので全てを否定するつもりはありませんが、インデックス投資以外はゼロサムゲームかマイナスサムゲームになりがちです。
ゼロサムゲームとは、勝っているひとと負けている人の損益を合計すると0になる取引のことを指します。手数料がかかることを考えると、トータルではマイナスになるケースの場合マイナスサムゲームと言ったりもします。

FX、個別株、仮想通貨はやってましたが、今はインデックス投資(楽天オルカン)と楽天SCHDのみです。(仮想通貨は多少残ってますが動かしてない)税制面を考えても新NISAインデックス投資以外やらなくていいと思います。
まとめ:新NISAの積立設定をした後に「やるべきこと」と「やらないほうがいいこと」5選
やるべきこととやらないほうがいいことって投資を始めたばかりの時ってなかなか気づきにくいものです。
特に最後の、インデックス投資以外はやらなくていいということは、頭ではわかったとしても、感情的にはもっとお金を増やしたいって思いが強くなるとなかなか抑えが効かなくなることもあります。
そう言う時は、試しにやってみるというのもぶっちゃけアリだと思います。
退職金がたくさんあって・・・というケースは危ないですが、若いうちであれば失敗しても傷は浅いです。
仮想通貨でもFXでもなんでもやってみて、失敗した、自分には向いてないと気づくことで、それ以降に大きなお金を扱えるようになってきてから失敗することを防ぐことができます。
私も、大学時代に「デイトレード」という本に出会って、FXを始めて、アフィリエイト収入で何とかトントンになったという経験があります。
また、仮想通貨を始めて、ビットコインを購入したら俗に言う出川ショックで200万円代から60万円くらいまで落ちた経験をしたこともあります。
ただ、その後BSCに変えてcakeを買ったらcakeが暴落して戻ってなくて今も悲しいというまぁ苦い思い出もあります。
損失額としてはたいしたことない、数十万円か別に損は出ていないくらいかもしれませんが、「自分には向いていない」と思えたのであの時やっておいて良かったと思います。
今も、ビットコインが1,400万円突破!とかニュースを見ると書いたくなる気持ちがありますが、税制面を考えると対象ではないなと判断することができます。
やらないほうがいいとは書きましたが、一度やってみて失敗しておくというもの一つの選択肢かもしれないですね!