家計の見直しにおいて重要なのが固定費の見直しです。
中でも、スマホ代は毎月かかるもので、契約キャリアによって金額もさまざまです。
もしあなたが月々5,000円以上スマホ代にお金を支払っている場合、必ずスマホ料金の見直しをしてください。
結論から言えば、とりあえず楽天モバイルに契約変更しておけば問題ないです。
最近プラチナバンドを獲得したこともあり、回線良好なエリアが広がっているのでこれまで躊躇っていた方も一度検討を。
2年前から楽天モバイルを使っていますが、最近回線エリアが広がった感があります!
スマホ回線の見直しの効果は絶大!
スマホ代の見直しをして月々の費用を削減すると、想定以上の効果が感じられます。
例えば、月に10,000円をスマホ代に使っている場合、電話をそこまでしなければ楽天モバイルに乗り換えすると、多くとも3,300円/月程度になります。
電話をかなりする人でかけ放題でないとダメという方以外は思考停止して楽天モバイルでいいと思います。
特定の相手との電話が多いという場合は、LINE通話にするとかで対応できるかと思います!
仮に、月額のスマホ代が 10,000円 → 3,300円 に下がったとすると、毎月6,700円の節約になります。
たかだか月6,700円とおもうかもしれませんが、月6,700円であれば年間80,400円になります。
今後30年程度はスマホも持つでしょうから30年間で節約できる金額は241万円になります。
節約するだけで241万円ですから十分効果はありますが、できれば節約に留めずに投資に回して欲しいところ。
仮に、これを新NISAで全世界株式の投資信託に毎月投資するとします。
全世界株式(ここでは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とします)の平均利回りが9.52%といわれているため、控えめに年利7%とします。
この条件で、毎月6,700円の積み立てを30年続けて運用すると、元利合計で817万円になります。
このうち元本は241万円なので、利益が元本の2倍以上になります。
毎月10,000円以上スマホ代を支払っている方の場合、
- 楽天モバイルに契約変更する
- 浮いた額を毎月新NISAで投資する
- 積立設定して放置
これだけで、ある程度高めの期待値で800万円くらいできるということです。
これって一度楽天モバイルに機種変更して、一度積立設定さえして放置するだけです。
仮にdocomoなどの3大キャリアから楽天モバイルに変えたところで使い勝手もほとんど変わりません。
私は、ahamoから契約変更して楽天モバイルに変更しましたが、通信エリアなどの観点から見ても遜色ありません。
楽天モバイルの他の主なメリットについて解説
楽天モバイルの魅力を以下の3点から解説します。
- 料金体系:段階的なプランがあり、月のデータ使用量に応じた料金が適用されるため、無駄がない。
- 楽天ポイント還元:楽天経済圏での支払いでポイントが貯まり、実質的にさらにお得。
- 全国対応エリア:都市部を中心に楽天エリアが広がっており、安定した通信が可能。
楽天モバイルのプランはシンプルで非常にわかりやすいです。
選択できるプランが1つしかなく、使ったギガ数に応じて月額料金がかってに変動します。
具体的には画像の通りですが、
- 0G〜3Gまで:880円/月
- 3G〜20Gまで:1,880円/月
- 20G以上〜:2,880円/月
と使用量に応じて段階的に月額スマホ代が変動します。
このわかりやすさが万人におすすめできるポイントです。
ほとんどギガを使わないという方であれば基本的には月額スマホ代が880円程度になります。
私のように毎月100Gを超えるという方でもどれだけ使っても2,880円です。
また、月によって20G前後を行ったり来たりするという方であれば、使わなかった月は勝手に安くなるというのも魅力です。
私が以前利用していたahamoもdocomoと同等回線を使える割に安いということで魅力を感じて契約しました。
しかし、実際は昼や夕方になると通信速度にムラがあり、安定しないと感じることもありました。
また、当時は20Gが上限で3,000円程度の月額料金で、ちょっと動画を見すぎた際などは20Gを超えることもありました。
その月は低速でやり過ごすか、ahamo大盛りに切り替えて追加で2,000円を支払うかで迷う月がありました。
楽天モバイルに乗り換えてからは使わなければ勝手に安くなるし、使ったとしてもahamoと同等の金額と思うと、ギガが足らなくなるかもというストレスがなくなった点はキャリアを乗り換えてよかったと感じています。
楽天では、各種条件を満たすことで、ポイント還元率が変動します。
楽天モバイルを契約していると、楽天でのお買い物でのポイント還元率がアップします。
上記画像は私の楽天での購入時の還元率(ポイント倍率)です。
デフォルトでは1倍の1%還元です。
1%の還元率とは、1,000円の買い物を楽天でしたら10楽天ポイントが付与されるということです。
私の場合、「あなたはポイント合計8倍」と記載されていますが、楽天モバイルを契約していることで「+4倍」となっています。
これだけで4%分還元率が増えているということです。
1,000円なら40楽天ポイント。
10,000円なら400楽天ポイント。
100,000円なら4,000楽天ポイント。
そんなに楽天で購入しないよという方もいらっしゃるかもしれませんが、私は毎年楽天でふるさと納税をしています。
理由としては、単純にポイント還元率が高いからです。
楽天ふるさと納税だけで年間60,000円くらいは支出するので、2,400ポイント分位は少なくとも毎年特することになります。
楽天ふるさと納税と合わせてアップルギフトカードを購入したりもするので、実際の楽天での年間支出は10万円を超えていると思います!
楽天はこれまでプラチナバンドを割り当てられていませんでした。
プラチナバンドとは、携帯電話の通信に使われる周波数帯のうち、特に低い周波数帯(700MHz〜900MHz帯)を指す日本の用語です。
この帯域は電波が壁や建物を通り抜けやすく、遠くまで届きやすいため、広範囲のエリアで安定した通信が可能になります。
プラチナバンドの割り当てがなかった時代の楽天モバイルはこの影響をモロに受けていました。
- 職場の地下では通信が全然できなくなる
- 建物が密集したところだと通信品質が低下する
- 田舎の山奥に行くと急に圏外になる
といったことに悩まされましたが、プラチナバンドが割り当てられて以降はこの悩みがなくなりました。
職場の地下でも普通に通信できます。
仕事柄、山奥に行くこともたまにあるのですが、県道・国道沿いで使う分には山の中でも普通に連絡は取れる程度の通信品質を保ってくれています。
実際に、自分の住んでいるところや活動圏内の範囲の通信品質については、楽天モバイル公式サイトで確認することができます。
こんな感じのMAPが表示されて自由に移動・拡大させて確認することができます。
ある程度の範囲をカバーしていることがわかりますが、細かく見てみると、国道っぽい道であっても山間部はカバーできていないところもあります。
乗り換えを検討される際は、必ず確認してください!
楽天モバイルへの乗り換え方法について解説
楽天モバイルへ乗り換える際の手続きを紹介します。
電話番号を維持した状態でスマホのキャリアの乗り換えをすることをMNPと言うのですが、以前は、今使っているキャリアでMNP予約番号を入手してから、楽園モバイルでMNP予約番号を入力するという手間がかかりました。
しかし、少し前からMNPワンストップ制度が始まりました。
これは、MNP予約番号を取得することなく、楽天モバイルでの手続きのみで乗り換え手続きが完了するというものです。
以前は、使っているキャリアに電話してMNP予約番号を取得するということが必要であり、場合によってはかなり待たされたりすることもあったため、非常に環境が良くなりました。
では、具体的に楽天モバイルに乗り換えを検討する流れを説明します。
必須なのが通信圏内かどうかの確認です。
本来は乗り換え手続きの前にやっておくべきですが、これを怠ってしまうと乗り換えたあとで後悔するということになります。
具体的な方法は、以下の楽天モバイルの通信エリアが確認できるサイトにアクセスして自分がよく行くところが圏内か確認できます。
実際の乗り換え手続きの説明に入ります。
乗り換え方法としては、楽天モバイルHPから申し込むことになるのですが、誰かの紹介で楽天モバイルに変更した場合、最大で13,000楽天ポイントがもらえます。
上記リンクをクリックすると、楽天IDのログインを求められるため、ログインして進むと次のような画面になります(PCで表示しているため、スマホからだと多少見た目が違う可能性があります)
すこし下の方に画面をスクロールすると、キャンペーン適用方法の説明があります。
楽天モバイルお申し込みの「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」のボタンをクリックして契約変更手続きを行います。
「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」のボタンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。
「プランを選択する」のボタンをクリックすると、画面が開いて色々と選ぶことになります。
ただし、楽天の契約プランは「Rakuten最強プラン」しかないので、選択するのは加入するオプションのみです。
個人的にはオプションは一切不要と考えているので、全て加入しないを選択しても問題ないと思います。
重要なのが、一番下にある「SIMタイプ」の選択です。
- SIMカード:郵送でSIMカードが届くので届いたSIMカードをスマホに入れると通信ができるようになる
- eSIM:SIMが内蔵されたスマホでのみ利用可能で、条件次第では契約後数分で楽天モバイルが使えるようになる
私は、iPhone14を使っており、eSIMに対応していたのでeSIMで契約しました。
AIかんたん本人確認(eKYC)が必要ですが、画面の案内に従って処理を進めるだけで難なく契約することができました。
処理完了後即使えるようになったため驚いた記憶があります。
ちなみに、妻も数ヶ月前に楽天モバイルに乗り換えたのですが、妻は通常のSIMカードで契約していました。
eSIMだと万が一スマホを落として電源がつかなくなった時に困る
というのが理由のようです。
確かに、余っているスマホがあるのであれば、使っているスマホを落として電源がつかなくなったとしても、SIMを入れ替えたら前のスマホを使うことができるので、合理的だなと思った節もあります。
このあたりは好みかなと思います。
契約が完了して楽天回線で通信ができるようになったら、まずはRakuten Link アプリのDLを行なってください。
紹介で楽天モバイルに乗り換えた場合、13,000楽天ポイントを入手する条件に「Rakuten Link アプリから10秒以上通話」というものがあります。
これ案外忘れがちなので注意してください。
ポイントの付与は、条件達成から4ヶ月後末日から12ヶ月に渡って1,000楽天ポイントずつプレゼントされます。(最後は2,000楽天ポイント)。
楽天モバイルのデメリットとは?
以前は、鉄筋コンクリートの建物の中では通信が不安定になるとかありましたが、プラチナバンドが割り当てられて以降かなり安定した印象があります。
そのため、楽天モバイルのデメリットはほぼなくなってきたように思います。
今やdocomo、au、Softbankと比べても遜色ないんじゃないでしょうか。
電波が届くかどうか、それが全てなので、料金体系がいいとかメリットが多いですが、結局はあなたの生活圏で楽天モバイルの電波が入らなければ意味がありません。
なんども載せていますが、楽天モバイルに乗り換えを検討される際は必ず確認をしておいてください。
私の妻は楽天モバイルへの乗り換えを数年渋っていたのですが、プラチナバンド割り当てで通信エリアが改善したことがわかったので最近乗り換えてました!
まとめ:楽天モバイルでスマホ料金を見直して家計をスリム化
この記事を最後まで読んでいただいたら、私が楽天モバイルをめっちゃ勧めていると感じるかもしれませんが、本音としてはなんでもいいと思っています。
私がこの記事を書く目的は、スマホ代の見直しという効果が高く一度やれば効果が継続する固定費の見直しの必要性についてお伝えしたかったからです。
ぶっちゃけ、10,000円のスマホ代を支払っている方であればahamoでもpovoでも楽天モバイルでも、乗り換えるだけでほぼ節約できます。
見直し後のスマホ代が2,000円だろうが、3,000円だろうが、4,000円だろうが、10,000円から下がるのであれば節約効果はどちらにしろあります。
極端な話、節約するだけであれば、日本通信SIMにしておけばいいんじゃないか感はあります。
日本通信SIMは、
- 0〜1G:290円
- 〜20G:1,390円
- 〜50G:2,178円
と楽天モバイルと比べても安価です。
しかし、人によってはMVNOは回線速度が悪いとか、大手キャリアのところでないと不安ということが頭をよぎることがあるでしょう。
不安が拭いきれなくて、節約の一歩を踏み出すのを躊躇ってしまい、結局なにも変えられないということでは本末転倒です。
楽天モバイルであればCMもかなりやってますし、プラチナバンドも割り当てられて大手キャリアになってきた感があるため、ある程度回線品質も信頼できます。
乗り換えは面倒と感じる方も一定数いるかもしれませんが、一度やれば効果は継続するので、ぜひこの機会に検討を!
また、節約だけではなく、節約できた分を投資に回すということも考えてみてくださいね!