目次
- ANAマイルが貯まったら、どんな使い道がある?
- ANAマイルは国際線特典航空券に使うのがやっぱりコスパが一番いいというのが通説
- 国内線特典航空券への交換もマイル単価を向上させる選択肢の一つ
- 国際線の座席アップグレードでマイルを使う満足度は半端ないです
- ANA世界一周旅行は夢がある
- ANAマイルが期限切れ間近で旅行の予定もないというときはANAマイレージモール
- ANAマイルを失効させるくらいならANAスカイコインに交換して旅費に充てよう
- 禁断の有効期限延長手段|マイルをメトロポイントに交換して再度交換する
- ANAマイルをAmaznギフトカードやANAデジタルクーポンに交換する
- ANAマイルを使って旅館やホテルが予約できます
- 寄付
- ANAマイルのおすすめ使い道13選まとめ
ANAマイルが貯まったら、どんな使い道がある?
ANAマイルを貯めていると、どの使い道が一番いいんだろうと思うことありますよね。
私も2016年ごろから貯め始めて、毎年10万マイルくらいは貯めていますが、使い道にはいつも悩んでいます。
もともとはハワイ行きの特典航空券を取得するためにちゃんと貯めようと思い始めたのですが、いざ貯まってくるともっと他に効果的なANAマイルの活用法はないものかと悩んでしまいます。
そこで、本記事では、マイルを貯めた後の使い道に焦点を当て、マイルの使い道の選択肢を把握しておくことで、後悔のない満足できるマイルの使い方について考えたいと思います。
一般的に、「本来有償で得られる金額」➗「マイルで得る場合に必要になるマイル数」で計算されるマイル単価をコスパの良し悪しを測るための指標として用いることが多いです。
記事の最後に一覧でまとめてあるのでマイル単価だけ知りたいという方は最後まで飛んでみてください。
ANAマイルは国際線特典航空券に使うのがやっぱりコスパが一番いいというのが通説
ANAマイルの使い道を検討する中で、「コスパ」という点に着目すると、最もコスパがいいのは国際線特典航空券と言われています。
よく、マイル単価が1マイル何円か?ということを考えがちですが、最も割がよくなるのが国際線、また座席クラスが上(ファーストが一番)のものほど良くなります。
まず、有償航空券を取得する場合、往復でエコノミーで220,470円になります。(諸税含む)
これに対し、特典航空券を同じくエコノミーで取得する場合、35,000マイル+51,470円になります。
- 有償航空券:220,470円
- 特典航空券:51,470円+35,000マイル
ここで、有償のエコノミーの金額の中にも同等の諸税が含まれていると仮定して差し引きすると、35,000マイルは169,000円に対応していることになります。
よって、169,000円➗35,000マイル=4.82円/マイルということになります。
これがいわゆるマイル単価というやつです。
一般的には、座席クラスが高ければマイル単価はさらに良くなると言われているので検証してみます。
同一条件で有償航空券をビジネスクラスの座席で取得した場合、343,570円になります。
これに対し、特典航空券の場合、60,000マイル+51,470円になります。
- 有償航空券:343,570円
- 特典航空券:51,470円+60,000マイル
同じ考え方で比較すると、60,000マイルに対応するのは、292,100円となるため、292,100円➗60,000=4.86円/マイルとなります。
これは正直想定外でした。
一般的に座席クラスを上げれば比例して(もしくは指数関数的に)マイル単価が向上すると思い込んでいたので、ここまで変わらないとは。
バリ島ではファーストクラスの設定がなかったので、NY線で確認します。
まずは、有償航空券の場合、3,091,400円。
次に、特典航空券で同条件で取得した場合、170,000マイル+85,710円です。
- 有償航空券:3,091,400円
- 特典航空券:170,000マイル+85,710円マイル
同様に考えると、170,000マイルに対応するのは3,005,690円になるため、3,005,690円➗170,000マイル=17.68円/マイルとなります。
エコノミーとビジネスの差はそこまでありませんでしたが、ファーストとなると段違いのマイル単価になりました。
もしかしたら、今回のバリ島路線のガルーダ・インドネシア航空が良心的な価格設定なのかもしれません。
なお、ビジネスクラスとエコノミークラスの満足感は段違いです。
同じマイル単価でビジネスに乗れるマイルを持っており、想定する旅程でビジネスクラスに空きがあるのであれば是非ビジネスクラスに乗ってほしいです。
間違いなく、またマイル貯めようと思えるはずです。
国内線特典航空券への交換もマイル単価を向上させる選択肢の一つ
最も需要の多そうなところで、東京⇄沖縄の往復の航空券を取得することで考えます。
まずは、有償航空券の取得を確認します。
運賃は予約変更が可能で、ANAカードを持っていれば利用できる運賃のビジネスきっぷで検討。
往復でかかる金額は95,160円。
これに対し、特典航空券の場合は、往復で18,000マイル+1,220円
- 有償航空券:95,160円
- 特典航空券:1,220円+18,000マイル
諸税を差し引きし、有償航空券93,940円に対応する部分が18,000マイルとすると、93,940円➗18,000マイル=5.21円になります。
またしても驚きの結果。
私の認識としては、マイルの使い道のお得さとしては、
国際線特典航空券>>超えられない壁>>国内特典航空券
という関係は揺るぎないものと思っていましたが、条件次第ではそうではないということがわかりました。(特典ファーストを除く)
有償航空券の場合、ANAVALUEなどの予約変更が不可で出発の数ヶ月前から予約しておかないといけない券種ではないものの場合割高という印象がありましたが、まさか国際線を越える単価になるとは。
一般的な話として、旅行に行く際はまずは航空券を押さえておくというのがセオリーだとは思いますが、平日ど真ん中で思いついて弾丸旅行にいく場合などはかなりマイル単価がよくなることがわかりました。
かなり先の旅程を組んでみました。
ここまで先だと予約不可のスーパーバリュー75Mが取得できて、ローシーズンということもあり、運賃も22,120円でした。
同一日程で特典航空券取得に必要になるマイルが16,000マイル+1,220円。
- 有償航空券:22,120円
- 特典航空券:1,220円+16,000マイル
同様に計算すると、20,900円➗16,000マイル=1.30円/マイルとなります。
変更不可の運賃+数ヶ月前から予約が必要ということで、有償航空券側の条件が厳しめです。
ただ、一般的に旅行などで有償航空券を取ろうと思うと、運賃を低く抑えたい+早めに予約をして航空券を確保したいという思惑が働くはずなので、現実はこのくらいのマイル単価になるんじゃないかおと思います。
トクたびマイルとは、ANAの国内線特典航空券を直前になって非常に少ないマイルで取得できるものです。
かなり直前にならないとどの路線が対象かがわからないので大人数で数ヶ月越しの旅行計画には使えませんが、ふらっと一人旅や夫婦でどこかにという選択肢にはなり得るかと思います。
このように、直近の期間に対して、(おそらく)空きが多い路線を対象にして通常よりもすくないマイルで飛行機に乗ることができます。
予約方法としては、通常の特典航空券を予約するのと同じ方法で予約するのですが、予約確認画面にキャンペーン情報という部分があり、そこで、特典予約を適用する方を選択すると、通常よりも少ないマイルで取得できます。
東京(羽田)⇄富山の路線では片道3,000マイルになっていました。
実際に予約画面に進むと、通常は12,000マイルかかるところが、半分の6,000マイルで予約できることが確認できます。
では、有償で航空券を取得した場合はどうなるのでしょうか。
ビジネスきっぷで取得すると、往復42,740円になります。
- 有償航空券:42,740円
- 特典航空券:740円+6,000マイル
6,000マイルに対応するのは42,000円になるため、42,000円➗6,000マイル=7.0円/マイルとなります。
一般的によく言われるのは、国際特典航空券がマイル単価を最もよく活用する方法と言われますが、エコノミー・ビジネスの国際特典航空券が4.8円/マイルだったので、超えています。
仮に、直前の予約だからキャンセル・変更をすることはないという前提で、最も安く航空券を取得できるバリューの区分で取得したとしても、36,320円です。
この場合のマイル単価は35,580円➗6,000マイル=5.93円/マイルとなり、これでも国際特典航空券を超えます。
国際線の座席アップグレードでマイルを使う満足度は半端ないです
ANAマイルの使い道として、かなりコスパというか満足度が高い選択肢が「国際線利用時の座席アップグレード」にANAマイルを使う方法です。
まず、そもそもアップグレード申請が可能な旅券かどうかが重要になります。
アップグレード申請が可能な旅券かどうかはアップグレード元とアップグレード先によって対象予約クラスが変わりますので、下記表でまず確認ください。
1. 日本地区旅程開始の場合
アップグレード元 | アップグレード先 | 対象予約クラス |
---|---|---|
エコノミークラス | プレミアムエコノミー | Y/B/M/U/H/Q/V |
プレミアムエコノミー・エコノミークラス | ビジネスクラス | G/E/Y/B/M/U |
ビジネスクラス | ファーストクラス | J/C/D/Z |
2. 日本地区以外の旅程開始の場合
アップグレード元 | アップグレード先 | 対象予約クラス |
---|---|---|
エコノミークラス | プレミアムエコノミー | Y/B/M/U/H/Q/V |
プレミアムエコノミー・エコノミークラス | ビジネスクラス | G/E/Y/B/M/U/H |
ビジネスクラス | ファーストクラス | J/C/D/Z |
エコノミークラス (Y/B/M/U/H/Q/V)
これらはすべてエコノミークラスの予約クラスですが、運賃と条件が異なります。
- Y/B:
- 最も高額な普通運賃(FullFlex)
- 最大の柔軟性と特典
- 積算率: 区間基本マイレージの100%
- M:
- Flex運賃
- 中程度の柔軟性
- 積算率: 区間基本マイレージの70%
- U/H:
- Basic運賃
- 変更や払い戻しに制限あり
- 積算率: 区間基本マイレージの70%
- Q:
- Basic運賃
- より厳しい制限
- 積算率: 区間基本マイレージの50%
- V:
- SuperValue運賃
- 最も厳しい制限(変更不可、払い戻し不可など)
- 積算率: 区間基本マイレージの30%
プレミアムエコノミークラス (G/E/Y/B/M/U)
プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスとビジネスクラスの中間に位置します。
- G/E:
- プレミアムエコノミーの主要予約クラス
- 積算率: 区間基本マイレージの100%
- Y/B/M/U:
- エコノミークラスからのアップグレード対象
- 積算率: 元のクラスに準じる
ビジネスクラス (J/C/D/Z)
ビジネスクラスは高級感と快適性を提供します。
- J/C:
- 最も高額なビジネスクラス運賃
- 最大の柔軟性と特典
- 積算率: 区間基本マイレージの125%
- D:
- 割引ビジネスクラス運賃
- J/Cよりも若干制限あり
- 積算率: 区間基本マイレージの125%
- Z:
- 最も割引されたビジネスクラス運賃
- 変更や払い戻しに制限あり
- 積算率: 区間基本マイレージの125%
これらの予約クラスは、以下のような特徴があります:
- 価格: アルファベット順に下がるにつれて価格も下がる傾向があります。
- 柔軟性: 上位クラスほど変更や払い戻しが容易です。
- マイル積算: 上位クラスほど高い積算率となります。
- 座席指定: 上位クラスほど無料で座席指定ができる範囲が広くなります。
なお、具体的な条件や特典は路線や時期によって変更される可能性があるため、予約時に最新の情報を確認することをお勧めします。
次に、アップグレード対象であれば、アップグレードに必要なマイルがどれくらいか確認します。
1区間(片道)の距離(区間基本マイレージ) | エコノミークラスからプレミアムエコノミー*1 | プレミアムエコノミー・エコノミークラスからビジネスクラス | ビジネスクラスからファーストクラス |
---|---|---|---|
0~2,000 | 9,000 | 12,000 | 20,000 |
2,001~3,500 | 15,000 | 18,000 | 30,000 |
3,501~4,500 | 15,000 | 20,000 | 35,000 |
4,501~5,500 | 20,000 | 25,000 | 40,000 |
5,501~ | 20,000 | 28,000 | 45,000 |
数年前、シンガポールに行った際にアップグレードしたのですが、必要マイルは18,000マイルでした!
成田・羽田いずれもシンガポールまでは3,300マイル前後であり、ビジネスに変更するには18,000マイルかかります。
実際の申請はWEBからできる場合と、電話しなければならない場合があるようです。(航空券記載の番号次第のようです)
私は、WEBから申請してアップグレード申請が通るかドキドキしながら過ごした記憶があります。
アップグレード申請が承認されると、食事を何にするかや座席の選択ができるようになります。
※メールの案内に沿って進めればよかった気がします。
ビジネスクラスといえば、今は「THE ROOM」が個室感がすごくて憧れですが、私が搭乗した当時はまだなく、スタッガード配列に憧れて搭乗しました。
この互い違いの配列で、当時は個室感すごーと感動したものです。
できるだけ他の人の気配を感じたくなかったので、窓際に体を置けるA1,3,5かK2,4…の列がよかったのですが、アップグレードされたあとは既に席が埋まっており、H3くらいのところを予約した記憶があります。
とはいえ、このようにフルフラットにはなりますし、実際に乗ってみると隣に人の気配を感じることはほとんどなかったので、満足できました。
憧れの「THE ROOM」はこんな感じです!進化してますね!
ちなみに、マイル単価についても一応考えておきます。
まず、特典航空券で成田ーシンガポールを取得する場合、302,020円になります。
対して、ビジネスクラスを直接予約した場合の金額が594,000円です。
ビジネスクラスとエコノミークラスの差額が292,180円です。
これにアップグレードのための36,000マイル(往復で)が対応すると仮定すると、292,180円➗36,000マイル=8.11円/マイルとなります。
マイル単価としてはかなり高い値となりましたが、あくまでこれはリクエストが通ればの話です。
通らなければマイルはかかりませんが、ビジネスクラスにのることはできません。
ちなみに、シンガポールなら往復ビジネスでレギュラーシーズンが60,000マイルです。
特典航空券取得時点で空きがあれば確実にビジネスクラスに乗ることができるので、航空券を取得する段階から選択肢があるのであれば、ビジネスクラスの特典航空券を取得するのが確実じゃないかな?と思います。
- 出張で航空券は既に取得済
- 手持ちのマイルが数万マイル
こういった場合であれば、ワンちゃんビジネスに乗れるかもということでチャレンジしてみるのはありだと思います!
ちなみに、単に手持ちのマイルが足らないだけであれば、個人差はありますが最短数ヶ月で10万マイルも獲得可能なので、よかったらみてみてください。
【2025年最新】10万ANAマイルをドカンと貯める方法!初心者でも簡単な2つのコツANA世界一周旅行は夢がある
ANA世界一周特典航空券については、こちらの記事で解説しています。
ANAマイルで叶える夢の世界一周!効率的なマイル活用法とおすすめルート考案方最低数万マイルあれば世界一周を特典航空券で行うことができます。
ルールがややこしいので、本気で世界一周しようと思う方のみ検討していただく方がいいかと思います。
マイル単価については・・・
おそらく最も高い単価が出るんじゃないかと予想しています。
試しにChatGPTに聞いてみると以下のような回答になりました。
有償のANA航空券でファーストクラスを利用して世界一周をする場合、料金は旅行の時期、訪れる都市、出発地、燃油サーチャージ、税金、手数料など多くの要素によって異なります。しかし、一般的な目安として以下の価格帯を参考にできます。
- ANAのファーストクラス(世界一周航空券): 目安として**1,000万円〜1,500万円(100,000〜150,000 USD)**程度になることが多いです。これは通常の国際線ファーストクラスの往復航空券が、区間によって200万円以上することを考慮した場合の予想価格です。
さらに、ANAは**「ワールド・ワイド・ツアー(World Wide Tour)」**の形で、複数都市を回るルートを提供しており、この世界一周券は特定の距離や都市数に基づいて価格が設定されています。ファーストクラスを選ぶと、ビジネスクラスやエコノミークラスよりも当然高額になりますが、快適性やラグジュアリーな体験が得られます。
もし具体的な世界一周プランを立てる場合は、ANAの公式ウェブサイトや旅行代理店を通じて見積もりを取るのが確実です。
ChatGPT的には1,000万円〜1,500万円とのこと。
仮に、1,500万円として、必要になるマイルが340,000マイルとすると、15,000,000円➗340,000マイル=44.17円/マイルです。
※340,000マイルの理由としては、スターアライアンスのシミュレーションサイトにて計算できるマイルが最大39,000マイル(距離)だったので、それに対応するマイルを通常想定される範囲で最大であると仮定しました。
かなりマイル単価が大きくて夢がありますが、世界一周旅行をマイルを使う選択肢に入れられる方もなかなかいないでしょう。
マイルを貯めるだけであれば誰でもできますが、世界一周のための日程を確保することが最大の難所だと思います。
なので、参考程度で40円/マイル超えの可能性ありとしておきます。
いつか世界一周したいと思うだけではいつかなんてこないんでしょうね。
ANAマイルが期限切れ間近で旅行の予定もないというときはANAマイレージモール
ANA Mallで買い物をすれば、1マイル=1円として支払いに充てることができます。
マイルは貴重ですが、失効させてしまってはそれこそ無駄になってしまうので、少額であればANA Mallで使ってしまうという選択肢もありかと思います。
ただし、マイル単価は最低基準の1.0円/マイルとなるので、本当に最後の手段ですね。
ANAマイルを失効させるくらいならANAスカイコインに交換して旅費に充てよう
ANAマイルはANAスカイコインに交換することができます。
ANAスカイコインは、ANAダイナミックパッケージ(航空券とホテルなどがセットになったプラン)の支払いに充てることもできますし、航空券代金や特典航空券を取得した際の燃油サーチャージなど諸税などに充てることもできます。
ANAマイルからANAスカイコインへの交換レートは、最低が1:1なのですが、一度に交換する数量や交換する際のステイタスによって最大で1.7倍の交換倍率になります。
交換マイル数 | 一般会員 | ANAカード(一般) | ANAゴールドカード | プレミアムメンバー |
1~9,999マイル | 1倍 | 1倍 | 1倍 | 1倍 |
10,000マイル | 1.2倍 | 1.2倍 | 1.2倍 | 1.3倍 |
20,000マイル | 1.2倍 | 1.3倍 | 1.3倍 | 1.4倍 |
30,000マイル | 1.2倍 | 1.4倍 | 1.4倍 | 1.5倍 |
40,000マイル | 1.2倍 | 1.5倍 | 1.5倍 | 1.6倍 |
50,000~200,000マイル | 1.2倍 | 1.5倍 | 1.6倍 | 1.7倍 |
プレミアムメンバーとは、ブロンズ、プラチナ、ダイアモンドを指します。SFCはプレミアムメンバーには含まれません。
プレミアムメンバーになるには、飛行機に乗ることが必須なので、普段飛行機にはあまり乗らないが、マイルを貯めているという方にとっては、最大でも1.6倍程度になります。
閑散期に有償航空券を取るという場合で、最も安価な航空券を取得する場合、必要になるマイルと有償航空券の金額がそこまで変わらないくらいになることがあります。
そういった場合は、マイルで取得するのでなく、あえて有償航空券を取得したほうがメリットがある場合があるため、その際はANAスカイコインに交換することも検討できます。
有償の場合、距離に応じてマイルが積算されるということと、次年度のアップグレードポイントの付与対象になるということが挙げられます。SFCをお持ちの場合であればアップグレードポイントがもらえるかどうかは大きいので、検討の余地はあるかな?と思います。
禁断の有効期限延長手段|マイルをメトロポイントに交換して再度交換する
この方法は「ソラチカカード」というクレジットカードを保有しているかた限定の裏技というか荒技なのですが、メトロポイントという本来東京メトロに乗車するとたまるポイントがあります。
このメトロポイントはANAマイルに交換することができ、通常は交換倍率が0.6倍なのですが、なんと、「ソラチカカード」を保有しているかた限定で0.9倍でANAマイルに交換することができます。
なので、例えば100,000マイルを持っている方が、有効期限が残り1ヶ月で失効の危機!という場合、一度100,000メトロポイントに交換し、再度ANAマイルに交換することで、ANAマイルの有効期限を3年間延長することができます。
なお注意点としては以下の2つ。
- メトロポイントの有効期限は1年間
- メトロポイントの交換は20,000ポイント/月まで
ということで、240,000マイル以上を一気にメトロポイントに交換してしまうと詰みます。
それ以上の分は忘れずに毎月交換したとしてもANAマイルに交換することはできません。
なので、nanacoとかに変えるしかないんじゃないかと思います。
私も一度やらかして、有効期限のこり3日で40,000ポイント残高という現実を見たことがあります。泣きながらnanacoに交換しました。
余談ですが、ソラチカカードって昔はANAマイルを貯めているかたならほぼみんな持っていました。
理由は、ポイントサイトで貯めたポイントをメトロポイントに交換できたから。
ただ、今はその交換ルートが塞がれちゃったんですよね。
今の最適効率は0.7倍です。
JQみずほルートでハピタスのポイントをANAマイルに交換する方法を画像で詳細に解説!|2025年最新今もソラチカカードは使えませんが、別のルートがあるので、興味があればみてみてください!
ANAマイルをAmaznギフトカードやANAデジタルクーポンに交換する
マイルをANAスカイコインだけでなく、デジタルクーポンなるものにも交換できるようです。
デジタルクーポンとスカイコインの違いとしては、デジタルクーポンが使えるのはANAFESTAやIHGグループ(ホテル)での支払いに充当できるようです。
対して、スカイコインはあくまでもANAの旅券やダイナミックパッケージのみ。
また、交換レートもデジタルクーポンは等価なので、最後の手段感がありますね。
また、Amazonギフトカードもレートが提示されていませんが、そこまでお得なレートではなくほぼ等価であることが推測されるため、正直選択肢には入らないかなと思うところです。
一応、選択肢があるということも覚えておいたらいいことがあるかもしれませんので紹介させていただきました。
ANAマイルを使って旅館やホテルが予約できます
ANATravelersにて全世界150万件のANAマイルを使って旅館やホテルを予約することができます。
試しに、グアムのホテルを検索してみました。
ユーザインターフェースはまるっきりagodaです。
普段agodaをよく使う私にとっては使いやすいです。
なお、普通にagodaから同じ条件で予約する場合と比較してみます。
まずこちらがANATravelersからの最安値プラン。13,795円(マイルで支払い可能)
次に、こちらがgooglemapからホテルを検索して、そこからagodaに飛んで同条件で検索したパターン、10,714円。
ということで、マイルで支払いができるかはおいておいて、agodaから直で予約した場合と比較して、30%ほど高い金額が提示されています。
単純に考えれば、マイルで支払いたいのであればこの差の割合だけ割が悪いということになるため、マイル単価は0.77円/マイルということにもなります。
ちなみに、ホテルを安く予約する方法としては、googleMAPの検索を経由することが最も安価を提示してくれるはずなのですが、詳細はこちらの記事でまとめています。
ホテルに安く宿泊する方法・ホテルの探し方ANATravelersはagodaと似たユーザインタフェースでマイルで宿泊するホテルを検索できましたが、マイルで旅館に宿泊する場合、別の方法もあります。
国内ホテル限定のようでしたので、私の好きな沖縄エリアのホテルを見ていたら、「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」が出てきました。
部屋のみ、キャンセル不可で27,600円。
これと同じプランを同条件で検索すると、ANAインターコンチネンタルの公式HPが最安値でした。
部屋のみ(朝食をつけない)の場合、19,380円です。
この場合もやはりマイル単価は1.0円/マイルを下回りそうです。
ANATravelersでも検索してみると、こちらは23,800円。
なので、金額(必要になるマイル)的には、ANATravelersの方が安価である傾向がありそうです。
いずれにせよ、マイル単価が飛び抜けて低いので全くおすすめはできませんが、選択肢があるということは覚えておいてもいいかもしれませんね。
寄付
ANAマイルを使って寄付をすることができます。
サンゴの保護活動(受付終了)から能登半島地震の支援まで、いくつか寄付のページがあり、自分が賛同できる活動に寄付をすることができます。
ANAのマイル周りのビジネスモデルは大量にマイルを配布して、失効させることで利益を得ていると誰かが言っていました。
失効させてしまうなら、せっかくなら、寄付をして、誰かの役に立ててもらった方が有意義なんじゃないかと思います。
ANAマイルのおすすめ使い道13選まとめ
最後にマイル単価をまとめておきます。
- 国際線特典航空券(エコノミー):4.82円/マイル
- 国際線特典航空券(ビジネス):4.86円/マイル
- 国際線特典航空券(ファースト):17.68円/マイル
- 国内特典航空券:5.21円/マイル
- トクたびマイル:7.0円/マイル
- 国際線座席アップグレード:8.11円/マイル
- ANA世界一周特典航空券:40円/マイル超え!?
- ANAマイレージモール:1.0円/マイル
- ANAスカイコイン:最大1.7円/マイル
- メトロポイントに交換:0.9円/マイル
- Amazonギフトカード:1.0円/マイル
- ホテル予約:0.77円/マイル
- 寄付:プライスレス
あくまでも、特典航空券の比較によるマイル単価は参考値なので、条件が変われば微妙に変動します。
やはり夢があるのは特典ファーストへの交換ですが、日程的なところでなかなか調整ができないという方もいるでしょう。
現実的なラインであれば予約の取りやすさなども考えると、特典ビジネスを狙うというのが落とし所ではないかと思います。
一般的な感覚値としてマイル単価がこれくらいになるというところを考えつつ、一番は自分が満足できる使い方なので、納得できる使い道を模索していきましょう!
マイルが足らないんだけど・・・
という方は、マイルの非常識な貯め方を紹介しているのでみてみてください。
【2025年最新】10万ANAマイルをドカンと貯める方法!初心者でも簡単な2つのコツ旅行は計画してる時が一番幸福度が高いらしいですよ!