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バビロンの大富豪とは?
『バビロンの大富豪』(原題:The Richest Man in Babylon)は、アメリカの作家ジョージ・S・クレイソンによって1926年に出版された、古典的な自己啓発および財務管理に関する書籍です。
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この本は、古代バビロニアを舞台に、財務的な知恵や富を築くための基本的な原則を寓話形式で紹介しています。
代表的な教えには、「収入の10%を貯蓄する」「知識と経験を通じてお金を賢く使う」「財産を守る方法を学ぶ」など、現代にも通じる金銭管理の法則が含まれています。
簡潔でありながら深い洞察が込められているため、多くの読者にとって資産形成や節約の基本を学ぶためのバイブル的な存在になっています。
今回は、このバビロンの大富豪の7つの教えになぞらえて、節約をし資産を増加させる方法についてご紹介します。
ちなみに、私はこの教えに従って資産1,000万円突破しました!
1. 収入の10%を貯蓄する(財布を太らせよ)
- 収入の少なくとも10%を貯蓄に回し、使わないようにすることが第一の教えです。収入をすべて使い切るのではなく、未来のためにお金を「太らせて」いく習慣を身につけることが重要です。毎月少しずつでも貯蓄することで、やがて大きな資産になります。
この教えでは「少なくとも」収入の10%を貯蓄することを勧めています。
リベ大の学長も、「残業代とボーナスを除いた手取りの8割で生活する」といっていますし、他のお金系Youtuberも収入の75%で生活することを推奨しています。
私もこの教えに従い、月収手取りの8割で生活する、ボーナスは全額貯蓄にを肝に銘じて積立NISAを行いました。
収入が増えるとそれに応じて支出も増えるというパーキンソンの法則がありますが、なにも考えなければ収入増加に伴い生活レベルもあげてしまいます。
支出を計画的に抑えられない場合は、先取り貯金をしてしまって残りで生活する癖をつけるというのも収入の10%を残すためには有用です。
マネーフォワードで支出を見える化するのも効果的でした!
2. 必要と欲望を見極めて無駄遣いを減らす(支出を管理せよ)
- 無駄な支出を減らし、収入の範囲で生活することを学びます。これは、欲望ではなく本当に必要なものにお金を使うことで支出を管理し、より多くのお金を貯蓄や投資に回せるようにするためのステップです。
これも収入の10%を貯めておくのと関連しています。
貯めたお金を欲望のままにどこかのタイミングで使ってしまっては意味がありません。
教え3とも関連しますが、収入の10%を貯めるのは、その貯めたお金を働かせることが目的です。
足るを知るという言葉もありますが、自分が本当に必要なものを見極めることが重要です。
また、これはお金が貯まってくるとわかることですが、お金が手元にない時にはあれほど欲しいと思っていたものが、購入できるだけの金が手元にできると案外なくなります。
物欲は手に入らないものに対しては湧いてきますが、手に入ると思えばそれほど欲しいと思わなくなるものです。
不思議ですね。
金が貯まると物欲がなくなるのはガチです。
3. 貯めたお金を増やす(黄金に繁殖させよ)
- 貯蓄したお金を投資に回して、時間の経過とともにさらに増やすことを目指します。バビロニアでは「お金が新たなお金を生む」という考え方が強調されており、利息や配当などで富が増えていく様子をイメージさせます。新NISAや定期預金などの運用方法も、この教えに当てはまります。
収入の10%を貯めておくのは、貯金をふやすことだけではないです。
その先の、お金に働いてもらうためです。
今は新NISAも始まり、投資環境が整ってきています。
私が投資を始めようと思った2006年にはオルカンなんて言葉もなかったですし、手数料が安価で分散投資できるものはありませんでした。
今は誰にでも少ない手間でできる優良な投資商品がたくさんあるため、投資目的に合わせて選ぶことができます。
オルカンであれば、手数料は0.1%以下で月々数百円から投資することができます。
新NISAを使えば元本1,800万円までは非課税で運用できます。
一度積立設定をすればあとはほったらかしておけば勝手に積立購入してくれます。
オルカンは分配金を自動で再投資してくれて、再投資分は元本の枠を消費しないので資金効率もいいです。
オルカンの積立であれば損切りという概念がないため、無理のない金額で積立設定してあとは放置しておくだけというお手軽さです。
新NISAとオルカンってほんと親和性がすごいですよ。
4. リスク管理を行い、お金を守る(黄金を失うるることなかれ)
- お金を稼ぐことだけでなく、それを安全に保つことも大切です。よく理解していない投資や詐欺に注意し、リスクの少ない投資先を選ぶことで、稼いだお金を守ります。
これに関しても、オルカンなら問題ない・・・と言われています。
問題があるとすると、仕組みを理解しないままに損切りしてしまうケースか、世界戦争が起こってしまうなどのケースでしょうか。
外的要因はどうしようもありませんが、自分が狼狽売りをしなければオルカンに積み立てておくだけで無難な投資成績は残せるはずです。
投資初心者にありがちなのが、FXや仮想通貨といった投機性の高い投資商品に手を出して資産を大きく減らしてしまうことです。
私も昔FXをやっていましたし、今もビットコインやBNBを持っているので当行った商品に手を出したくなる気持ちはわかりますが、投資としてそれらに支出するのはおすすめできません。
あくまで、趣味の範囲、お遊びの範囲でFXや仮想通貨をするのはいいと思いますが、投資のコア戦略として仮想通貨などを持ってくるのはギャンブル性が高すぎるため、考え直したほうがいいでしょう。
FXに魅力を感じるなら10万円くらいでやってみて勝てるかどうか試してみるというのもいいでしょう!現実がわかると思います!
5. 住まいを確保し、生活費を安定させる(自らの家を持つ)
- 持ち家を手に入れることは、生活の安定に繋がり、長期的に見て大きな節約にもなります。家賃を払い続けるよりも、住居を資産と考えて、資産価値がある場所に家を構えることで、生活の安定を図ります。
これに関しては、前提条件として「資産価値のある家を手に入れられるなら」ということがあります。
私も今は持ち家を持っているようなものですが、金利が上がりかけている今、新築をローンを組んで購入することはおすすめできません。
35年ローンを組んだ場合、想定される支出はローンの返済だけではありません。
外壁塗装などの修繕費も10年スパンでかかってきますし、給湯器などが壊れる可能性もあります。
そういった住居にかかる費用を全て想定した上で今後の生活が成り立つ額でローンを組む必要があります。
また、今後ずっと同じ働き方をして継続的な収入が見込めるかといえば、必ずしもそういったこともなく、夫婦どちらかが仕事を辞めざるを得なくなるかもしれません。
精神的に病んで仕事を継続できなくなる可能性もあります。
さまざまなリスクがある中で、必ず支払い続ける必要があるローンを35年という長期で組むことのリスクを理解した上で新築住宅の購入を検討してください。
個人的には、あと10年〜20年もすれば空き家が大量に出てくることが予想されるため、中古の一軒家をリフォームして住むというのがコスパいいんじゃないかと思います。
東南海地震も予想されていますし、それらの被害想定に住むことを考えるのであれば、購入もそれ以降の方がいいんじゃないかと思います。
地震保険は見舞金的な性質が強く、加入していても立て直すための資金が出るわけでもないですし。
地震が起こるまでは賃貸、震災後に中古住宅購入検討で考えてます。
6. 将来に備えた資金を作る(将来のために蓄えよ)
- 年を重ねた後や予期せぬ出来事に備えて、未来のための資金を計画的に蓄えることが推奨されています。これは退職後の生活費や病気などの不測の事態への準備としても重要です。定期的な積立投資などもこの原則に基づきます。
これも新NISAに投資することで考慮できる範囲です。
収入の10%を貯蓄し、そこから生活費の12ヶ月分のお金を貯蓄しておく。
残りは新NISAに投資をすればOKかと。
そもそも、何のために投資をするかですが、教育費と老後資金が最も多い理由になります。
教育資金であれば大きい支出が子供の大学進学、老後資金であれば65歳のリタイア後を想定するかと思います。
私はとりあえず両方に備えるという意味でオルカンに積み立てています。
とりあえず、1,800万円まで積立ができれば、あとは放置で勝手に老後資金はたまる。
それ以降は特定口座で積み立てることになりますが、これを教育資金へ積み立てるイメージで考えています。
1,800万円積みたてであれば、概ね7年ほどで積み立てられると想定しているため、その時点での貯蓄がどの程度あるかで特定口座の運用にまわすか、子供の大学進学資金として残しておくか決めるつもりです。
いずれにせよ、投資の目的を明確化することが重要です!老後資金と割り切ってしまうのが一番楽です!投資期間が15年とれれば過去の実績的には負けなしですし。
7. 自己投資を行い、知識やスキルを高める(自らの稼ぐ力を高めよ)
- 最後の教えは、自己投資によって稼ぐ力を高めることです。スキルや知識を増やすことで、収入を増やすチャンスが増え、さらなる資産形成が可能になります。読書や資格取得、講座などに投資して自分を高めることが推奨されています。
これが一番難しいですね。
自己投資って非常に難しくて、自己投資をいいわけにすると自己投資でないものも自己投資の扱いになってしまいます。
よくあるのが、見聞を広げるという意味で海外旅行をするというものがありますが、収入の増加につながらないことはただの浪費です。
私は自己投資といいつつ本を読み漁っていますが、これも収入増加につながらないと自己投資ではなくただの浪費に。
ということで、最近読んだ「バビロンの大富豪」を題材にブログを書くことで自己投資の言い訳にしています。
読書は最高の自己投資と言っている方もいますが、如何せん効果が検証しづらいのも事実なんですよね。
ノウハウ系の本を読むことで本業の仕事の効率が上がってより少ない労力で仕事を終えられたとしてもそれが収入増に直結することもありませんし。
むしろ、時間外が減って収入が減るということもある?と言った具合です。
自己投資としてとか言っていますが、バビロンの大富豪は普通に読みものとしても面白いのでおすすめですよ!