ポイ活で無料宿泊は本当に可能?

旅行に行きたいけど、結構お金がかかるから何とか安くできないだろうか?
こう思ったことはありませんか?私は常に思っています。
沖縄が大好きで飛行機に乗るのも大好きなので、毎年少なくとも1回は沖縄に行くようにしているのですが、ネックなのが旅行費用。
家族4人で沖縄旅行をパッケージツアーで予約すると、結構な金額がかかりますが、毎年沖縄にはいきたいので、少しでも安くしたい。
そこで、私が実践しているのがポイ活を利用して旅行費用を抑えるという方法です。
今回は、ポイ活を利用して旅行費用を削減する仕組みと具体的な方法について解説していきます。
まず、そもそもポイ活について説明します。
ポイ活とはポイント活動の略で、生活の様々な場面でももらえるポイントを集めることを指します。
イメージしやすいのが、楽天ポイントです。
楽天ポイントは、楽天で購入することで付与されるポイントです。
楽天市場での商品購入の際に支払い代金に充てることができるほか、楽天Payの支払いでも使うことができます。
楽天市場で購入する際に、何も考えずに購入したら100円で1ポイントです。

ですが、特定の条件を満たすことでポイント付与倍率が向上します。
上記画像は特にイベントがないタイミングですが、全ての条件を達成することで、ポイント倍率が+17.5倍になり、1000円で185ポイント付与されます。
さらに、特定のタイミングで「買い周りセール」や「楽天スーパーセール」というイベントが行われており、これらは2店舗以上で1,000円以上購入することで、最大10店舗までポイント倍率が+1倍されます。
これらを全て達成すると、ポイント倍率が+26.5倍になります。
さらに、商品独自でポイント倍率が設定されているものもあり、もろもろ合わせると最大で+45.5倍になります。※1000円購入で465ポイント。
このように、ポイントをたくさんもらえる条件をクリアして、何も考えずにサービスを利用するものと比べて多くのポイントを集めることをポイ活と言います。
無料宿泊できる代表的なポイントと活用方法
それでは、無料宿泊が可能な代表的なポイントとその使い方を活用しやすい順に3つ説明していきます。
先ほど例に挙げた「楽天ポイント」。
こちらを利用して無料宿泊する方法を解説します。手順は以下の通り。
次は「ハピタスポイント」を活用する方法です。
「ハピタスポイント」とは、「ハピタス」というポイントサイト独自のポイントです。
ハピタスは、ポイントサイトと呼ばれるサービスの一つで、ネットショッピングやサービスの申し込みをする際に経由するだけで、現金やマイルに交換できるポイントを貯められるサイトです。
例えば、以下のような方法でポイントを貯められます。
- ネットショッピング(楽天市場やYahoo!ショッピングなど)
- クレジットカードの発行
- 銀行口座の開設や証券口座の開設
- 旅行予約(楽天トラベルやじゃらんなど)
- アンケートや無料会員登録
貯まったポイントは、現金・Amazonギフト券・ANAマイルなどに交換可能。特にマイルを貯めている人には、みずほルートなどで効率よくマイル化できるのが魅力です。
簡単に言うと、ハピタスを経由するだけで「お金を使った分の一部が戻ってくる」仕組みなので、節約やポイ活をしたい人にはぴったりのサービスです!
まだハピタスに登録していない方は、ハピタスへの登録から。
登録は無料でできます。
ちなみに、上の紹介リンクから登録していただくと、最大1,900ポイントもらえます!
※ハピタスのポイントは1ポイント=1円相当の価値があります。
ハピタスに登録したら次は実際にハピタスポイントを貯めていきましょう。
ハピタスポイントを貯めるにはハピタスの案件をクリアする必要があります。
ハピタスの案件については、実際のハピタスの画面を見ながら説明します。(PC表示)

これが案件の一覧です。わかりやすいように、ランキングの部分を表示しています。
赤文字で〇〇ptと書いてあるのが、その案件をクリアした際にもらえるポイントです。
ランキング1位のSBI証券の案件の詳細を見てみます。

条件としては、「新規口座開設+入金」となっており、この条件をクリアすることで、23,000pt(23,000円分の価値)がもらえます。
ちなみに、SBI証券の証券総合口座から住信SBIネット銀行のSBIハイブリット預金へ一括で50,000円以上の振替が条件です。
これは、SBI証券だけでなく、住信SBIネット銀行の口座解説も必要です(すでに住信SBIネット銀行の口座を持っている場合はOK)。
その上で、SBI証券の証券総合口座に50,000円以上を振り込んだ上で、住信SBIネット銀行のハイブリット預金へ一括で50,000円以上振り替える必要があります。
こういった案件をクリアしていくことで、ハピタスポイントがざくざく貯まっていきます。
ハピタスポイントはさまざまなポイントに交換することができます。
ホテルに無料宿泊するという観点では、原資をハピタスポイントにすればなんでも無料になりますが、活用例をいくつか挙げておきます。
- 現金を口座に振り込んでそれを支払いに充てる
- Marriott Bonvoyポイントに交換して宿泊に充てる
- みずほルートを活用してマイルに交換(飛行機代が無料に)
最も単純なのが、「銀行に振り込んでもらうこと」です。
500ポイントから交換可能で、500ポイント=500円として振り込んでもらえます。
なので、30,000ポイント貯めて銀行に振り込み依頼すると指定した口座に30,000円が振り込まれます。
わかりやすいですし、無駄にならなくていいのですが、銀行口座情報をネットで入力するのが嫌だと感じる方も一定数います。
Marriott Bonvoyポイントに交換することで、マリオット系列のホテルに無料で宿泊することができます。


ホテルによって宿泊に必要なポイントは異なります。
また、ポイントで宿泊したほうがお得な場合と、現金で宿泊したほうがお得な場合があるため、自分の行きたいホテルがどちらのタイプなのかによって銀行に振り込んでもらうか、ポイントにするかを選択したほうがお得です。
また、みずほルートを活用してANAマイルに交換する方法については、別途こちらの記事でかなり詳細に解説しているので参考にしていただけば嬉しいです。

クレジットカードには、ホテルの無料宿泊特典がついているものがあります。ここでは Marriott Bonvoyアメックス、ヒルトンアメックス、楽天プレミアムカード の3つを詳しく解説します。
① Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
🏨 特典:年1回の無料宿泊特典(50,000ポイント相当)
✅ 特典の詳細
- 年間150万円以上の利用で、50,000ポイント分の無料宿泊特典 を獲得
- Marriott Bonvoyの世界中のホテル(約8,500軒) で利用可能
- 50,000ポイント+追加のポイントを使えば、より高級なホテルにも宿泊可
✅ 無料宿泊で泊まれるホテル例(50,000ポイント相当)
📍 日本国内
- 東京マリオットホテル(東京・品川)
- ウェスティンホテル大阪(大阪)
- シェラトン沖縄サンマリーナリゾート(沖縄)
📍 海外(アジア・ヨーロッパなど)
- ウェスティン・クアラルンプール(マレーシア)
- シェラトン・バリ・クタ・リゾート(インドネシア)
📌 注意点:
- 無料宿泊特典の有効期限は1年間(失効しないように注意)
- 一部の高級ホテルでは50,000ポイントでは足りず、追加ポイントが必要
② ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
🏨 特典:年1回の無料宿泊特典(週末無料宿泊)
✅ 特典の詳細
- 年間200万円以上のカード利用 で、 ヒルトンの無料宿泊特典 を獲得
- ヒルトン系列の世界7,000以上のホテルで利用可能
- ポイントを使えば、無料宿泊特典を追加延長することも可能
✅ 無料宿泊で泊まれるホテル例
📍 日本国内
- ヒルトン東京(新宿)
- コンラッド東京(汐留)(高級!)
- ヒルトン沖縄北谷リゾート(沖縄)
📍 海外(アメリカ・アジアなど)
- ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(ハワイ)
- コンラッド・バンコク(タイ)
📌 注意点:
- 無料宿泊特典は 週末(金・土・日)限定 で使用可能
- 年間200万円の利用が条件なので、日常的にカードを使う必要あり
③ 楽天プレミアムカード(楽天トラベル割引特典)
💳 特典:楽天トラベルでの割引&ポイントアップ
✅ 特典の詳細
- SPU(スーパーポイントアップ)で楽天市場のポイント倍率が+2倍
- 楽天トラベルで5%~10%割引のクーポンが定期的に配布
- 楽天トラベルの「国内宿泊予約で+1倍」の特典もあり
✅ 楽天トラベルでお得になる例
📍 5万円のホテル宿泊を予約する場合
- 楽天プレミアムカードを使うと 最大5,000円割引 のクーポンが適用可能
- SPUのポイントアップで楽天ポイントを多く獲得し、次回の旅行に使える
📌 注意点:
- 楽天プレミアムカードの年会費は11,000円 なので、頻繁に旅行する人向け
- 楽天ポイントは1ポイント=1円として楽天トラベルで利用可能
- プライオリティパス付帯なので、海外旅行に行く方にもおすすめ
ポイ活で無料宿泊する際の注意点
ポイントで無料宿泊するための方法についてご紹介してきましたが、いくつか注意しておかなければいけない点があるので、それらについてもご説明します。
ポイントに有効期限はつきものです。これまで紹介した各種ポイントについて、有効期限をまとめておきます。
ポイント/マイル種類 | 有効期限 | 備考 |
---|---|---|
楽天ポイント | 最後にポイントを獲得した月を含めた1年間 | 通常ポイントの場合。期間限定ポイントは別途有効期限あり |
ハピタスポイント | 180日 | 以下のいずれかの条件を満たさない場合、ポイントが失効: – 180日以内にログイン – 最後のポイント獲得から180日以内に新たなポイント獲得 |
マリオットポイント | 24ヶ月(2年間) | ポイントの増減があると、その時点から24ヶ月に延長される |
ヒルトンポイント | 24ヶ月(2年間) | 最終獲得日から24ヶ月。その間にポイント獲得のアクティビティがあれば延長される |
ANAマイル | 36ヶ月(3年間) | 最後に利用した月から数えて36ヶ月後の月末まで |
JALマイル | 36ヶ月(3年間) | 搭乗日より36ヶ月後の月末まで |
最も有効期限が少ないのがハピタスポイントになります。
以前は、1年間有効で、ログインさえしていればポイントが勝手に有効期限が延長されましたが、2024年12月の改訂により、180日以内にログイン&180日以内にポイント獲得が有効期間延長の条件になりました。
ANAマイルとJALマイルは獲得したポイントごとに、獲得から3年の有効期限となります。
ポイントの有効期限の部分で触れましたが、ANAマイルは有効期限がポイントを獲得してから3年間になります。
ハピタスポイントにしておく限りは、毎月ポイントを獲得する限りは問題なくポイントを維持できます。
そのため、安易にANAマイルに交換するのではなく、計画的にポイント交換をしたほうが無駄がなくていいです。

私は一度ANAマイルを20,000マイル近く失効させそうになったことがあります。急にマイルを使えって言われてもなかなか用途がないので、交換は計画的に!
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを利用した無料宿泊特典で宿泊できるホテルは50,000ポイント程度で宿泊できるホテルになります。
リッツ・カールトンなどの比較的高めのホテルにはポイント泊できない可能性が高いです。
どこのホテルであれば宿泊できるか?そのホテルに行きたいか?ということをよくよく考えてからカードを発行することをおすすめします。
ちなみに、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは年会費が49,500円(税込)です。
かなり年会費としては高額なので、400万円決済でプラチナステイタス付与のラインを超えられない方はそもそも発行しなくていいんじゃないかと思います。
宿泊無料特典が欲しいだけなら、ヒルトンカードの200万円決済のほうがまだ現実的な気がします。
まとめ:旅行好き必見!ポイ活で無料宿泊する裏ワザを徹底解説
ポイ活を活用すれば大幅に旅行費用を削減することができます。
いくつか紹介しましたが、私がメインでやっているのはハピタスでポイントを貯めてANAマイルに交換するという方法です。
ANAマイルに交換すれば、航空券に充当することも、ホテル代を無料にすることもでき、旅費に充てるという意味では汎用性が高いので気に入っています。

こちらの記事でANAマイルを貯める方法について紹介しているので、興味があればぜひみてください。